yamadaの投稿 (1月 15, 2007)
先週1月5日(金)に「イカとクジラ」を新宿武蔵野館で見る。
一週間後 、1月13日(土)労働後の社長からの飲みも断り、カポーティを観に再び新宿武蔵野館へ。「イカとクジラ」の半券を提示すると200円割引だそうだ。それにしても1600円で高かったけれど。
カポーティを怪演するフィリップ・シーモア・ホフマンは時々、レオナルド・ディカプリオと マット・デイモンに似ている。
他人を利用し名声を得た後、揺れ動く心が良い。
というか「冷血」の後はきちんとした作品を発表できず、アル中で死んだらしい。
「カメレオンのための音楽」もそんな心の揺らぎの中で書いた作品なのだろうか?
全体的に抑えた自然演技が同じソニクラの「ポロック」を思わせました。
ただ先週見た「イカとクジラ」の方が好み(これもソニクラ)。
86年が舞台なのになぜか70年代の音楽が流れていたりするのだけれど、クレイマークレイマー的な離婚問題ではなくて「そういう生活が昔ありましたよ」という風に自然に感じさせてくれる。それにはMTV音楽ではなんかしっくりこないのかもしれません。
映像の色が鮮やかで温かく好みでした。
製作がウェス・アンダーソンだったのだけれど彼のロイヤル・テネンバウムスとか天才マックスとかにも通じるストーリーテリング。これらの作品から大げさな教訓は見つけられないので宣伝するのには苦労するだろうし、実際のチラシの文句につられた人には映画は「想像と違う」印象を与えてしまいます。
でも映画とか芸術に必ずしも大げさなテーマは必要なものではない。
この作品は一時の心の動きとか人間の営みを表す、短編小説のような感じを受けました。